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忙しい

ひとりで暮らしていると暇そうに思われがちだが、実はわりと忙しい。

当たり前だけど全部ひとりでやらないといけないから

朝起きて布団をたたんでご飯を作って食べて鍋とか食器を洗ってお弁当を作って洗濯して干して仕事に行き、帰ってきてご飯を食べて片付けて布団を敷いてお風呂に入ってねる。休日は3食食べるのに加えて、シーツとか特別なものの洗濯をして布団を干して、お風呂の掃除と買い物と平日のご飯の作り置きをしないといけない。ふと汚れてるサッシが気になって洗ってみたり、カーテンも洗濯したくなったり、押し入れを片付けてみたり加湿器も掃除しなくちゃとかこういう時に限ってリモコンの電池が無くなって買い置きがなくて手こずったりする。

利点は家族や同居人がいることに比べて「しなくてもいい」という選択があることと、「一人分でいい」ということ。その代わり、他にやってくれる人がいないので、自分がやらないと何も進まないことと、自分でなんでも決めないといけないのがしんどい。

換気扇フィルター汚れてるなあ… と思っても掃除をやるもやらないも自由。という事はやるかやらないかを自分で決めないといけない。今日雨降るかなあ、洗濯どうしようかなあ、衣替えしないとなあも自分、多少古くなったタオルを取り換えるかどうかも決めないといけない。捨ててしまったら新しいタオルも買わないといけないし、決める作業は思っているよりエネルギーを必要とする。だからジョブスはいつも同じコーディネイトだった。私は服は選びたいが、生活のことは誰か決めてくれるといいなあと思うことがある。

生活の肝は「こうでないと気持ち悪い」にあると私は思っている。「こうあってほしい」と言うべきか。

子育てをしていると別だが、家事は別にその日にやらなくてもいいことがたくさんある。ご飯は買えばいいし、掃除も洗濯も少しぐらいやらなくても何とかなる。だから作ろうと思えば暇も作れるのだが、私は自分でやらないと気が済まない(=やりたい)のでそれが自分を苦しめ、かつ気持ちを楽にしている。いいことはこれが全部自分ひとりで完結することだ。そしてやることでしんどいけど自分の気持ちは楽になるというジレンマ。

これが同居人がいるとそうはいかない。「やらないといけない」が強くなるのだ。自分の「こうありたい」と同居人の「こうありたい」を守るためにみんなが協力して環境を作らないといけない。お互いの好みやペースを知り合わせながら生活が進んでいく。ルールができる。そしてそれを担う人が決まってゆく。

生まれた時から親の生活スタイルに組み込まれる子供はいやおうなしにそこに組み込まれてゆくので、ものごごろつくまでは順応してゆくが、外の世界を知ったときに「これおかしくね?」となり、自立してゆく。大人は特に子供が生まれると育てるために、生活を守るために、家庭のルールを作ってゆく。子どもにはきちんとした生活環境を用意したいと思うからだ。そして、いつの間にか自分がそこに取り込まれ、忙殺されている間に守るべきものがルールになり、生活を快適にするための家事が義務化し、負担になってゆくのだ。なんのためにそれをやっているかがわからなくなり、義務感が強い人に負担が偏ってゆく。本当はみんなが快適になるための生活をしたいだけなのに、快適の度合いがだんだんずれてゆくことも要因だ。

なにもしないでご飯と清潔な衣類と生活の場が用意されていることがうれしい人もいれば、自分でやりたい人もいる。だが、用意されるすべてのものに個々の基準があるのだ。

私は手作りのご飯を作るのが好きだが、レシピを見てちゃんと作らないと上手にできないので料理は時間がかかる。内容は問わないので量とスピード重視で出してほしい人にとってみれば迷惑な話だ。かたや掃除は角まで毎回掃除機をかけないと気が済まない。洗濯もまめにやるし、干し方も決まっている。

こういうことを言い出すと最終的に自分のルールが軸になって、他の人が窮屈になるのは想像に難くない。でも、家族ってそうやってなんだかんだ言いながら誰かに合わせながら生きてゆく集団なのだろう。

話はずれるが、グループホームもそうだ。世話人さん、そのホームのルールにみんなが合わせながら生活してゆく。そこに不平不満はあって当然だが、家族と違ってそれが許されないことも多いかもしれない。と書いていて思う。不満が出ても当然だと受け止められるようにありたい。

私は自分のルールを人に合わせて変えられないし、逆にそれを相手に押し付けて相手が苦しくなるのもいやだ。でも、話し合ってお互いに気持ちの良い生活スタイルを一緒に作ってゆくことができれば、それはとても素敵なことだと思う。

人に不機嫌をぶつけて日々を過ごすよりは、自分でなんでもやっているほうが幸せだとけつろん。

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この記事を書いた人

solonest-arekoreのアバター solonest-arekore 主任 サービス管理責任者

社会福祉法人で障がいのある方の支援をしてます
料理、運転、テニス、旅行、アート、お酒などでできています
観葉植物と一緒に暮らしてます
寒いのはきらい

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