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座禅体験

初めて座禅をしてきました。

小田原から電車を乗り換えていく山の上のお寺でした。

入口からして霊験あらたかというか、たくさんの木々からパワーを感じる場所で圧倒されました。広い敷地内には小さな滝もあって、とてもきれいな水が流れていました。

こういう場所で大きく息をすうと体が浄化されていく気がします。

座禅と写経で3時間。

到着するとまず控室に通されて、当日の参加者と一緒に時間を過ごすことになります。私が行った時には日本人に混ざってマレーシアの人とドイツの人がいて、何回か参加しているこなれ感をだしていました。こういう時に海外の人は全く物おじせず話しかけてくれるので(ありがたいことに日本語)、気持ちがほぐれます。マレーシアの人は日本に住んでいるそうで日本語も上手、ドイツの人とは英語で話していてこちらも流暢で本当に多彩です。後でわかったのですが、写経もとても早くて上手でした。毎日2枚書いているそうです!!

そうこうしているうちに初参加者向けの座禅事前講義が始まり、基本の作法を教わります。歩くときの手の組み方、座布団に座る前の作法、僧侶が前を通る時には合掌をすること、警策をお願いするときにも合掌をすること。など。正直一回では覚えられず本番でおろおろしてしまいましたが(笑)

その後座禅に。壁に向かって手を組み、静かに半目で時間を過ごします。正直何をしてよいかわからず、目の前の壁の木の模様を眺めていました。瞑想は時々やっているので何とかなるかと思っていましたが、目を閉じないことと、40分ほど続くことで手持無沙汰になり、長いと思ったり、眠くなったり、あれこれ考えたり、ひたすら木をながめたりしていて、全く違うなと思っていました。途中で他の人が肩をたたかれる音が響き、それがかなりの音量なので恐ろしくなり眠くなっている場合ではないと都度しゃんと見せていました。

1ターン目が終わり、控室に行くと先ほどのマレーシアの人が叩いてもらうと痛くなくて気持ちいいと話していたので、次は叩いてもらう決意をしました。

休み時間の後、再開時にちょうど僧侶から「初めての人も合掌すれば警策しますので」とアナウンスがあったため、勇気を出して合掌してまちました。そろそろと僧侶が近づいてきて私の後ろに立ちます。ナイナイのごち番組で最下位になった時はこんな気分なのかもと少し不謹慎なことも思ってしまったりして。右肩をたたいてもらうので、首を左下に傾けてお願いするのですが、体が硬いせいか私の傾きでは足りなかったようで「もう少し左に傾いてください」とささやいてくださいました。なんて親切なんでしょう!隣の人はタオル掛けてもいいですよと言われていました。

さて、そしていよいよバチンの瞬間です。思っていたよりも痛くて、ただ、すぐにすーっと引く痛みでした。ここがポイントで、きっと上手にたたく人だと思うのですが次も叩いてほしいと思える一撃でした。

2ターン目のほうが早く終わり、座禅は終了。回を重ねると見えるものがあるかもしれないとこの時点で思いました。

次は写経の時間です。筆ペンでお経を写しますが、漢字は崩されているし正確な形を知らない漢字が多くてびっくりしました。それでも久しぶりの筆で集中して書く時間はとても良かったです。ひたすた形を合わせてゆくことが性に合っているのかもしれないですね。

終わったら自由解散です。

一緒に行った友人は足が痛くて座禅中にそれしか考えられず、もう行かなくてもいいかなと言っていましたが、私は又来たいなと思っていました。先の外人さんたちにまた会いたいのと、座禅を覚えたいと切に思ったからです。なんだかわからず木を見つめるだけの時間がどう変わるのか、自分でも楽しみだと思うこともあります。

とてもいい体験でした。

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この記事を書いた人

solonest-arekoreのアバター solonest-arekore 主任 サービス管理責任者

50代女性。障碍者支援の仕事をしています。相談業務を10年ほどやって今はグループホームでサビ管的なことをしています。
半年前から一人暮らしになりました。成人した息子と娘がいて、私は私自身の生活が始まったところです。
イギリスオランダハノイ日本で子育てと生活をしてきました。楽しいけれど目まぐるしい暮らしでした。言葉が通じない国で四苦八苦して暮らしてきた経験は今の福祉の仕事に役立っていると思います。
いろいろな人や世界を知って、自分のできることを探して生きてゆきたいとおもってます。

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