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予定がないと落ち着かない人いませんか

何も予定がないと不安になることがある。どこにも行かず誰にも会わず一人で朝から晩まで過ごすと思うとなんだかわからないがやばいと思うのだ。休日の不安というやつだ。

家族と暮らしているときは家事全般をやっていたので、常に誰かのためにやるべきことがあった。他の人が何かやっていればそれに影響されて自分の行動も決まっていた。出かけるなら送迎をしたり、あれが食べたいと言われればそれを作ったり、出しっぱなしのものを回収して洗ったり。私が何かやることを多分期待されていたし、私も人に期待してしまうし、期待が裏切られるととてもイライラしたり、さみしくなったりしていた。

今は自分のために時間を使えるので、期待もしないし、裏切られもしない。そういう意味ではとても穏やかに暮らしている。けれど、会話ができないさみしさはある。そして自分のために時間を使うってどうすればよいのかわからなくて不安になりがち。本を読んだりブログを書いたりすればいいじゃんって思うかもしれないけど、案外あれもこれもと思っているうちに脳内会議が始まり何もできずに無為に時間が過ぎることなんてざらにある。そしてあーあって思うのだ。

なので、不安にかられた時にはまず始めにとにかく生きるために必要なことをすることにした。食事を作り食べ洗濯をし掃除をする。始めるまではとんでもなく面倒くさいが、始めてしまえばやることはたくさんある。床掃除はロボットがやってくれるが、拭き掃除は自分でやらないといけないし、風呂やキッチンの掃除もそうだ。そうこうしているうちに換気扇フィルターとか扇風機の羽とかが汚れているなあと思ってフィルターを買いに100均に行ったり、扇風機を解体して羽を拭き始めたりして、そのうちおなかがすいたなあと思ってご飯を作り食べ片付ける。きれいになった風呂場でお風呂に入ろうと思って湯を張って入浴するともう夜になっている。ビールがないから買いに行って飲みながらまたご飯を作り食べる。さて本でも読もうと思うともう眠くて寝落ちしてしまう。

この生活が味気ないものかどうかは人それぞれ感じ方が違うと思う。けれど、人間って生きてるだけで時間がかかるし、お金もかかる生き物だということは言えるとおもう。

生活は、仕事だ。と兼業主婦をやりながらずっと思っていた。生きていく上でやらなくてはいけないことがあるのだから、それをやらずに生きることはできないのだ。まあ、掃除なんてやらなくても死にはしないからやらなくてもよい。かもしれない。でも私はそれは嫌だ。

こうやって生活に一生懸命の日を過ごすと、部屋が快適になるので気分がよくなるせいか気持ちが落ちついてきて、自分が身を置きたい環境にいられていることに気が付く。家族とはいえそれぞれ重視するものは違う。私の価値観を押し付けて、受け入れてもらえず悶々としていたことを反省。母親って何だろうっていう少しの残念さと一緒に。

こうして1日1日生きることを繰り返してゆく。好きなものを食べて好きな人と過ごし、好きなものに囲まれる。それには面倒なこともたくさんあるけど、続けているうちにどこかにたどり着くといいなと思っている。

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この記事を書いた人

solonest-arekoreのアバター solonest-arekore 主任 サービス管理責任者

50代女性。障碍者支援の仕事をしています。相談業務を10年ほどやって今はグループホームでサビ管的なことをしています。
半年前から一人暮らしになりました。成人した息子と娘がいて、私は私自身の生活が始まったところです。
イギリスオランダハノイ日本で子育てと生活をしてきました。楽しいけれど目まぐるしい暮らしでした。言葉が通じない国で四苦八苦して暮らしてきた経験は今の福祉の仕事に役立っていると思います。
いろいろな人や世界を知って、自分のできることを探して生きてゆきたいとおもってます。

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